4月1日から9日まで宮城県石巻市へ、NGOピースボートのボランティアとして行って来ました。
私が担当したチーム7人は、7日間避難所に住み込みで活動しました。
湊小学校で非難生活している約300人、近隣にお住まいの被災者1500人の方々に物資を配給するのが主な仕事でした。ライフラインが途切れた生活の中で物資は大きな役割を果たしています。
でも「物資を必要としている人にちゃんと渡す」という一見簡単そうな作業がとても難しい。日々送られてくる大量の物資を捌ききれずにいるというのが現状でした。教室３つが物資でいっぱいになっていたのです。
各地の想いを倉庫に眠らせていてはいけない。そこで日用品・雑貨の大バザールを行いました。ラジオ放送や手作りチラシで宣伝をしたところ、二日間で約700人が訪れました。
大混乱を避けるため、整理券を配布して時間を区切りながら行いました。渡す側ももらう側もとても楽しい時間となりました。
結果、「物資の便秘」を解消！！！
教室3つ分の物資を被災者の方々にちゃんと届けることができました。
「こんな方法で物資を渡している被災地は他にないはず」と本部長さんも大喜び。日々増え続ける物資をどう被災者に「公平に」渡すか。これはどこの被災地でも頭を抱えている問題だと思います。
ここに来て改めて、支援をする側とされる側の関係の難しさを知りました。
でも必ず答えはあります。住民の方々、ボランティアで来ている他団体の方々、本部の方々・・・みんなに相談して協力し合えば解決策は見つかります。
声を発すること。あきらめないこと。具体的に動くこと。
湊小学校を離れる日は、涙のお別れとなりました。
湊小学校で過ごした日々を忘れません。
彼らと長期的に関わっていきたいと思います。
いつかここでミュージカルを見せる日が来るといいな！！
では一句。
「石巻 何もなくても 心あり」
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