?渋谷にある国連大学で開催されている写真展に立ち寄った。アジアの発展途上国の子どもたちが働く姿が紹介されている。漁船に氷を積み込む少年、マッチをつくる子ども、紡績工場の流れ作業、サッカーボールの皮を縫い合わせる仕事、農作業、小物作り・・・
この写真展、アジアには学校も行けずに働く子ども達がまだまだたくさんいるということを知らせるために行われているのだろうか。その意図まではわからないが、私には哀れむ気持ちが起きないどころか、むしろ子どもたちの力強さに衝撃を受けた。
「私も家族のために、生きるために、一人前の力になって存在しているんだ!」という覇気が瞳の輝きから伝わってきたからだ。たとえ格好はやせ細り、身なりもきれいじゃないとしても、とにかく輝いて見えた。ふらっと立ち寄った写真展でかっこいい子どもたちに出会えた。私も負けてられないなと思った。