2025年10月11日、大阪・関西万博会場にて開催された「いのち宣言フェスティバル」(主催:「いのち会議」事業推進協議会委員)において、「いのち宣言」が発表されました。
この「いのち宣言」は、大阪・関西万博のメインテーマである「いのち輝く未来社会のデザイン」に向けた取り組みの一環として誕生しました。大阪大学と関西経済3団体が中心となり、2023年3月24日に「いのち会議」事業推進協議会を発足。万博のソフトレガシー(=万博が終わった後も社会に残る、ソフト面での遺産 )の創出を目指して活動を進めてきました。
「いのち会議」事業では、国際部門・市民部門を中心に、海外、企業、自治体、NPO、大学、そして若者たちが一体となって議論を重ねてきました。SDGsの理念である「誰一人取り残さない」を軸に、多様な分野での「アクションパネル」活動も推進。さらに、議論や活動を通じて若者や子どもたちを含む多様な市民の声を「共創ボイス」としてAIを活用しながら集約し、その成果を2025年10月11日、万博会期中に会場から世界へ向けて「いのち宣言」として発信しました。
この宣言集に、特定非営利活動法人コモンビート理事/CIO(Chief Impact Officer)中島 幸志が執筆協力者として参画し、P65にコモンビートの実践事例が掲載されています。
「いのち宣言」とは

「いのち宣言」は、すべてのいのちが輝く未来のために、人類が何を為すべきかを言葉にして発信した宣言です。「いのち会議」の活動趣旨に賛同した135名から寄せられた103本のアクションプランをもとに策定されました。
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中島 幸志(CIO)による執筆内容
中島は「いのちをはぐくむ」章において、ソーシャルビジネスや公共政策を通じて住民どうしが学び合い、地域社会の未来を切りひらく重要性を発信しました。
・地域社会の活性化には、立場や背景の異なる人々が共に活動する機会が必要であり、互いの個性を尊重することが不可欠であること。
・こうした多様性と協働の価値を「身体で理解し実感できる」ことこそが、パフォーミングアーツ(総合芸術)の持つ強みであること。
以下、記事からの抜粋
社会を想う気持ちは、小さな声に耳を傾けることから始まる。すなわち自身と異なる多様な社会に意識を向け、その想いに心を動かしていくことから始まります。そのことは結果的に、社会から応援を得ることになり、共感によって長く愛される活動を支える原動力に変わっていくのです。私たちはみな違うからこそ、ここに素晴らしい社会があるのです。いのち会議は、コモンビートのようなソーシャルビジネスを普及させる団体と一緒に、違いを楽しみ、想いを重ね合わせ、共感に支えられた未来を実現します。
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