全国の仲間で言葉を尽くす!コモンビート事務局「パンゲアCAMP」2024振り返り | NPO法人コモンビート
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全国の仲間で言葉を尽くす!コモンビート事務局「パンゲアCAMP」2024振り返り

こんにちは、広報室の近藤早咲(ぴー早咲)です!2024年9月28日(土)、コモンビート事務局が全国から集結し、2024年の振り返りと未来への新たな一歩を考える、「パンゲアCAMP」が開催されました!

「パンゲア」とは?
コモンビートでは、事務局メンバーのことを「パンゲア」と呼んでいます。「パンゲア」とは、大陸が分裂する前に存在していたとされる一つの大きな超大陸。実はコモンビートのロゴにもなってます。

パンゲアメンバーは約20名!フルタイムで情熱を注ぐ人もいれば、家庭や子育てと両立しながら関わる人、大学生、リモートワークで全国を飛び回りながら活動する人まで、職業も生活スタイルもさまざま。

そんな職業も地域も暮らしも関わる動機も多様なメンバーで一つのチームになって活動するために開催しているのが、「パンゲアCAMP」という全社ミーティング。今回はその様子を少しだけお届けしちゃいます!

まずは、ミュージカルの振り返りからスタート!

コロナ禍を抜け、人の循環が戻りはじめ、2024年はこれから公演を行う62期東京公演以外の全公演が満席という結果に!また、100人100日ミュージカルプログラムを牽引していくコアスタッフが全国から集結する「コアスタッフMTG」の復活や、スタッフが100日間でチームを率い、場を作り上げていくための極意を学ぶ「場づくり研修」も導入も、今年の新しいトピックです。

私は名古屋プログラムの演出を担当しましたが、100人の前に立ってプログラムを進めるなんてなかなか緊張してしまいますよね(笑)でも、この「場づくり研修」がとても役に立って・・・プログラムが始まる前に受けられて本当に良かったと思っています。詳しい内容は「お楽しみに♪」ですが、興味ある方はぜひキャスト、スタッフに挑戦してみてください!

ぴー早咲

あらゆる人に、よりていねいに、「A COMMON BEAT」を届けた1年

「Musical For All」は去年立ち上がり、2024年はその前年度のヒアリングからスタート。公演会場での手話通訳の拡大や掲示におけるやさしい日本語・英語表記、さらには、募集要項や参加規約、台本などのボイスオーバー対応にも着手しました。

各地公演での青少年招待は、キャンセル待ちが出るほどの大盛況!青少年招待サポーター「チケットサンタ」新規募集キャンペーンを行い、招待活動の展開に向けてのサポート基盤を強化しています。

また、公演を観に来た子どもたちに向けて、ミュージカルを「観る」だけではなく、「体験する」場の提供も始まりました!子どもたちの文化芸術体験には「体験格差」があると言われていますが、これからも多くの子どもたちに多くの機会を届けていきます。

コロナ前後で一番変わったと思うのが、このMFAへの取り組み。私は九州公演のチケットもぎりを担当していたのですが、子どもたちが和気あいあいと劇場へ足を運んでいるのをみて、素敵な取り組みだな、と感じたのを覚えています。親御さんもお子さんと一緒にミュージカルをとても楽しんでいて、素敵でした!

ぴー早咲

「A COMMON BEAT」を社会に繋げる

コモンビートには、ミュージカルプロダクション、MFA事務局などに加えて、社会連携室・研究室・広報室の3つの部門があり、これらをまとめて「三室」と呼んでいます。この三室が、コモンビートの活動を社会に繋ぐ重要な要となる部門です。

6月には、日本NPO学会第26回研究大会にコモンビートが登壇し、研究室によるボランティアマネジメントに関する研究報告「人が自発的に集まるボランティアマネジメントについての考察〜NPO法人コモンビート『ウェルカムキャスト』を事例に〜」が、優秀賞を受賞しました。

社会連携室からは企業連携の動きやビジネスイベントの開催報告、広報室からは動画制作やHPの見直しなどの報告がありました。

コロナ渦をふんばり抜いた。これからは、「lead(導ける)」団体に。

ここまで、2024年の活動を振り返ったパンゲアメンバーたち。いよいよ未来への話へと移ります。

コモンビートは、コロナ禍を経て、2021年11月にビジョンを見直し、コモビジョンを発表しました。時代と共に人々のライフスタイルが変化していく中で、「多様な価値観を認め合う社会」のその先に「地球とひとりひとりのウェルビーイング(Well-being)」を目指すようになりました。

この時間では、

・コモンビートにとって、「多様な価値観が認め合える社会」とは、どのような状態なのか?
・コモンビートはその実現に向けて、社会にどのような変化をもたらし、自らもどのように変わっているのか?

という問いにあらためて向き合い、一人ひとりが内省しながら、メンバーで議論も交わし、それぞれの視点や考えをシェアしました。

これまでのコモンビートの活動は、一人ひとりに向き合い認め合うことに関しては、十分にできてきていると思う。これからは対個人だけではなく、場所やコミュニティといった少し広げた範囲でも、この団体の価値を提供できるようになることが重要。場所を変えても、どこでもコモンビートが価値を発揮できるようにしたい。
改めて今回、コモビジョンを読み直してみて、素敵だなと思った。ミュージカルプログラムの中では、いつもとは違う自分の魅力や底力に気づける。その非日常感を100日間のプログラム後に、それぞれの日常に繋げてやさらにその先の社会に繋げていくにはどうしたらいいんだろう。
よりコモンビートが、多様な人を巻き込み、多彩で多様な空間を作り出すために、どうしたらいいだろうと考えた。時にはカオスな状態になるくらいの多様性が理想。コモンビートが自治体や企業とパートナーシップを組んで、コラボレーションを進めるのも一つの方法だと思う。

コモビジョンの見つめ直しを行うのも、活動の中核そして基盤を担う、事務局メンバーだからこそ。その後、理事長から「2025年度以降の活動方針」について話もあり、そこから話題は、コモビが30周年を迎える2033年まで飛びました!

30周年のコモンビートは・・・?

今後のコモンビートの未来を「ミュージカル」「運営体制」「社会への発信」の3つの切り口でグループに分かれて発表しました。

5大ドームの地域を制覇!25周年には北海道・札幌で公演、そして30周年には国連で!?
「NPOではたらくこと」が憧れられるような社会になっててほしいし、「コモンビートではたらく」仲間も増やしていきたい。
教職員向けのプログラムを作ったり、コモンビートの活動を教育の現場に取り入れるモデルを構築してたい…などなど、たくさんの意見やアイディアが飛び交いました!

みんなでの議論はどんどんヒートアップ!熱も冷めやらぬまま、「パンゲアCAMP」は無事閉幕!笑いあり真剣な議論あり、のとても充実した1日になりました!


最後に・・・

今回初めてパンゲアCAMPに参加したのですが、とにかく「熱い!」の一言です。1つのテーマについて、パンゲアメンバー全員が本気で語り合う時間がとても印象的で、言葉を尽くしながら意見を伝え合う時間がとても心に残りました。何かに対して、真剣に想いを持って取り組むメンバーたちは、本当に素敵です・・・。

ぴー早咲

これまでのコモンビートも新しい挑戦をどんどん重ねてきましたが、今回のCAMPを通して、また新たなチャレンジが始まるかもしれません。ぜひ、今後のコモンビートにもご期待ください!