みなさんこんにちは!
17期赤大陸キャストの鈴木あゆ香(ニモ)です。
今回はスピリット役の安藤千夏(ちなつ)さんと、
赤大陸スピリット役の草野由香里(SARA)さんにインタビューしました。
どんなお話が聞けるのでしょうか?
それでは行ってみましょー♪
Q1.コモンビートを始めたきっかけは何でしょうか?
ちなつ(以下→ち):私はコモンビートが日本国内で公演を行う前に、
ピースボートに乗って英語版「A COMMON BEAT」に出演しました。そこから8年になります。
二モ(以下→二):わぁ!8年間ずっと出演していたんですか?
ち:最初はキャスト兼スタッフをやっていましたが、途中から専任スタッフとしてコモンビートに携わってきました。
今回久しぶりに現場に戻りたいと思い、参加を決めました。
実に、4年ぶりのキャスト参加です。
SARA(以下→SA):私は、名古屋市内で「日本ど真ん中祭りに参加しませんか?」
というチラシを貰ったことがきっかけです。
日本ど真ん中祭りに参加したいと思っていたので、それがコモンビートとの出会いになりました。
Q2.あなたが思うスピリット・赤大陸スピリットとは?
ち:コモンビートのミュージカルは、スピリットの鼓動から始まります。
スピリット一人から始まった鼓動が、大陸スピリットに伝わり、 大陸の人々へと繋がっていきます。
また舞台上だけに留まらず、お客さんの鼓動も一緒に奏でている。
息吹を繋げる、そんな存在だと思います。
SA:私は、赤大陸の象徴として捉えています。様々な踊りを生み出し、作り出した存在のような…。
その為に、どんな大陸ダンスでも踊れるようにしたいと頑張っています。
赤大陸みんなの個性を全部ひっくるめて、その鼓動を奏でたいと思います。
二:うーん、とても難しい役どころなんですねぇ。
Q3.この役を演じていて難しいところは?
ち:何が正解か分からないことです。スピリットが何者かさえ、正解がありません。
スピリット役は経験者が少ない為、アドバイスやフィードバックをする人も難しいと思います。
自分のやっていることが正しいかどうか分からない、そこが大変ですね。
しかし17期では、大陸スピリットと密に演じることが多く、
一緒にやることによってだいぶ解消されてきました。
SA:私の場合ダンス経験が無いため、アイソレーションや指先の動きなど、ダンスの基礎要素が難しいです。
頭では分かってても、なかなか体が動いてくれません。
逆に面白いのは、スピリットと赤大陸のみんなとを繋げている存在が故、
双方の気持ちが分かることです。
特に戦争のシーンでは、絶望を感じてさ迷う赤大陸の人々の悲しみも、スピリットの悲しさも分かる。
自分の中に、色んな感情が入ってくるんです。サンドウィッチ状態ですね(笑)
二:SARAさんはダンス経験がないとのことだけど、ちなつさんは?
ち:私もきちんと習ったことは無いんです。私のダンスはコモンビートで培ったもの。
コモンビートを立ち上げ、現在代表理事である韓朱仙(チュソン)さんが、
ダンスの師匠だと私は思っています。
一同:えー!?ビックリです!
ち:8年間、基礎をしっかりやったことで踊れるようになりました。
つい先日、8年前に船上で行ったミュージカル公演の映像を見たんです。
ダンスが下手で恥ずかしくなったけど、その分成長を感じました(笑)
Q4.成長のために心がけていることは?
ち:普段の生活から気を付けています。道を歩くときに姿勢や指先を意識したり。
繰り返すことで、それが身に付いてくると思います。
「心も体もスピリット」を目指しています!
二:名言ですね!
SA:ちなつがやってるって聞いてから、私も時間を見つけてやっています。
仕事をしながら足を軽く動かしたりとか。
それからイメージトレーニングは、ほぼ毎日します。ダンスの流れを頭の中で何回も繰り返すんです。
二:なるほど~。
Q5.普段は何をしてますか?
ち:パソコンスクールで、生徒への指導や事務の仕事をしています。
SA:飲食店で働いています。
二:SARAさんは魚の三枚下ろしができるとの噂ですが?
SA:17期が始まる直前に魚を下ろせるようになり…嬉しくてキャスト名簿にも書いてしまいました(笑)
Q6.オーディションや配役発表の感想を聞かせてください。
ち:自分がスピリットとして舞台に立っているというイメージをしたことがなかったので、
ビックリしましたが、すごく嬉しかったです。
オーディションは何回もやってるけど、毎回緊張します。本番より緊張するかもしれません。
SA:私は赤大陸スピリットに選ばれたことにビックリしました。
配役発表の時は本当に「え?」って感じで、不意を突かれました。
他のキャストから「赤大陸スピリットはSARAっぽい」って言われたけど、良く分からず、
とても戸惑いました。
でも一ヶ月たった今は、みんなに「17期の赤大陸スピリットがSARAで良かった」と
思って貰いたいと感じています。
二:一ヶ月で考えが変わってきたんですね。
ちなつさんはこの一ヶ月過ごしてみて、どうでしたか?
ち:スピリットとして舞台に立つと、今までとは見え方が違うことに気付きました。
スピリットは、ほとんど丸台の上にしか存在しないんです。
それは孤独ではなく、見方が変わっている証拠。掘り下げれば下げるほど、面白いです!
8年やっていても、まだまだ新しい発見があります。とても新鮮な気持ちで8年目を迎えています。
二:素敵ですね!
Q7.最後にこれからの目標を聞かせてください。
ち:スピリットは、みんなにとって まだ謎の存在だと思います。
私自身の中にしっかり落とし込めたら、自分が思うスピリット像をぜひみんなに話したいと考えています。
それを理解した上で、みんなも舞台に立って貰えたら、と思います。
SA:立ち振る舞いや指先・足先意識など、基礎を大切にしようと思います。
また、キャストのみんなには、スピリットや大陸スピリットのことを背中で感じて欲しいと思います。
舞台上で繋がっていることを感じて欲しい。
存在感があるのに、だけど透明…そんな役どころを目指しています。
ち:うんうん。目には見えない存在なのに存在感を出す。真逆のことなので難しいですが、頑張ります!
お二人の熱い思いが伝わってきたインタビューでした。
本番ではどのようなスピリット・赤大陸スピリットを演じるのか…
これからのお二人に注目です!