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2014年4月12日、コモンビート28期 東京開幕の日。
でも私はその日、奇しくも病院のベッドでそれを迎えました。
長年悩んでいた腰椎椎間板ヘルニアの手術を終え、痛みとしびれがまだ残った状態での退院。
翌週には合宿に参加。それもまたオーディションという課題を与えられ、
一人だけセリフと歌のみで終了。
『全員でオーディションダンスを踊ろう!』という掛け声がかかった時は、
正直あの場から逃げ出したかった。自分は何のために、なぜこんなところにいるのだろうかと。
オーディション終了後、仲間は開放感の笑顔とハイタッチ、
一方で私は、体育館を背中に、一人控室にタオルをとりに戻りました。
こみあげてきたくやし涙、タオルを手にとった時は床にポトリポトリ。
退院後、はじめて流した涙、でも参加を決意したからには、結果を残そうと意識をかえ、
合宿所をあとにしました。

辛いリハビリ、日々の仕事に追われながらも、練習には出来る限り参加し、
仲間との交流を深め、ダンス・歌・演技、全身全霊で8月1日・2日の舞台を目指しました。
誕生日、飲み会、夜練習、こっそりバディへのプレゼント、衣装づくり、Gカード、チケット活動。
すると自然と自分に大きな変化が訪れました。
まずは笑顔が増えたこと、そして今まで感じたことのない、人と会う喜びや楽しさが
素直に心から感じることができるようになったこと。
リハビリを続けながらも、思うように体が動かない、
痛みがまだ残っていながらも無理に練習に参加したこと、沢山あったけれど、
だからこそ、それまで見過ごしてきた、人としてどうあるべきか、
何者なのか、そして何のために生まれたのか、喜び怒り哀しみ楽しみ、
それらが【個】であることの素晴らしさからくる、人としての生き方であることを体感し、
実感した100日間でした。

本番の2日間、友人や取引先など多くの方々がお越しくださり、
日頃の感謝を込めて、最高の笑顔と元気な演技で表現しました。
そんな中、家族だからこそ、当たり前の存在になっていた母から、
千秋楽を終え、家に帰宅して机に置いてあったメッセージカード(写真)。
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本当に100日が終わったんだ、とあのくやし涙を流していた自分に言い聞かせました。
ふと自然と、目頭があつくなり、涙のしずくがひとつ机にポトリ。
とってもあたたかい、親の愛を感じたほんの数分。
32期東京は、絶対開幕から参加しよう、と小さな決意をしました。

黄大陸 染宮香絵(そめっち)