子ども達のキラッキラの笑顔をお楽しみに! | NPO法人コモンビート
企業・自治体の方 学校関係者の方 お問い合わせ

子ども達のキラッキラの笑顔をお楽しみに!

ボランティアとして石巻に来る前、
吹奏楽、オーケストラ、合唱、オペラ、芝居…と、
ずっと舞台に関わってきたという、
“あき”こと岩元暁子さん。

 

「石巻に移住すると決めたとき、
そのすべてを断ち切ってきたつもりだったけど、
やっぱりどこか未練があったのかな。
すぐ近くでプロジェクトが進行していく様子を見ていて、
居ても立ってもいられず」参加を決めたのだとか。

そんなあきに、ミュージカル本編と同時進行している
子どもプロジェクトの取り組みについて書いてもらいました。

th00


========

赤大陸&「共に生きるため、今を伝え隊」隊長のあきです。

私は震災直後の2011年4月、
ピースボートのボランティアで石巻に来ました。

泥かき、側溝清掃、避難所支援、工場支援、
仮設支援などの活動に携わり、
地元の方々と深く関わる中で石巻が大好きになり、
「もっと長くこの街に身を置いて、
この街の復興に関わりたい」と思うようになりました。

昨年4月からは、ピースボート災害ボランティアセンター
(PBV)の専従スタッフになり、
今では住民票も石巻にあります。
いつかは石巻を離れる日が来るとは思うけれど、
同時に、石巻は一生、
私の「第二の故郷」であり続けると思っています。

そんな私がコモンビートで担当させて頂いたのが、
「共に生きるため、今を伝え隊」。
最初は「復興支援隊」という名前だったのですが、
「震災から1年半が経って、
もう『支援』っていう段階でもないよね」ということで、
地元のメンバーと話し合って名前を変えました。

要は「(被災地である)石巻のために、
コモビとして何ができるかな?」っていうのを
考え、実行する部隊です。

地元の人たちの中には
「石巻のことを忘れないでほしい」
「石巻の今を知って欲しい」という気持ちが強かったので、
「今を伝え隊」という名前がつきました。

「伝え隊」として、石巻のためにやりたいこと。
一番に出てきたのが「子ども」でした。

今石巻には約7,000戸(約16,000人分)の
仮設住宅が建っています。
それらは公園や空き地に建てられました。
小学校も被災し、子ども達は別の学校に間借りして
授業を受けている状況です。

子どもといっても遠慮があるのでしょう休み。
時間も校庭や体育館で遊べない子が多いそうです。

子ども達が、体をいっぱい動かして遊べる場所がない。
そんな状況に対して、
大人として、コモビとして、何か出来たら…。

そんなとき、演出のチュソンとサチコから
「子どもプロジェクト」の提案がありました。
1月20日(日)の石巻小での公演で、
子ども達と一緒に舞台に立てたら… 素敵すぎる!!!

さっそく実行部隊を編成して、準備を開始!
やはり何といっても、懸念は参加者集めでした。

大人のキャストを100人集めるのも
あんっなに苦労したんです。。。
5人くらいしか集まらなかったらどうしよう…
不安を抱えながら、地元メンバーを
中心に何度も話し合いを重ね、
募集方法や告知方法を考えました。

th1
?????

みんなでアイディアを出し合って、完成したチラシ。

石巻の子ども達にも、素敵な仲間たちと一緒に、
歌って踊って表現する楽しさ、喜びを味わってもらいたい!
ステージに立って、スポットライトを浴びて、
拍手や歓声を受ける経験をしてもらいたい!
(私たちもまだしてないんですけれどね笑)

1月5日。
私たちの熱い想いに響いてくれた子ども達と対面しました。
幼稚園生から中学生まで、その数なんと36人!
地元メンバーが一生懸命告知活動をした賜物です。

「お正月といえば書き初め」ということで、
今年一年の目標を漢字1~2文字で表現し、
大人も子どもも混ざり合って発表し合いました。

中には「今年の目標は『見本』。
今年から高学年の仲間入りだから、
下級生のお見本になりたい」という
しっかりした子もいたりして、思わず拍手!

誰ですか~?!「変態の『変』」なんて書いた大人は~?!

th3
th4
th5

書き初めの後は、一緒にダンス!
体を動かすってこんなに楽しい!!
年がどんなに離れてたって、
あるんだよね!共通の鼓動!

子ども達のキラッキラの笑顔を見て、
思わず涙する大人キャストも。

<写真7>th6
th7

子ども達は冬休み中3日間の猛特訓を受け、
1月20日(日)石巻小公演で歌とダンスを披露します。

子ども達の輝く笑顔、本当に本当に涙ものです!
招待券をお持ちのラッキー☆な方々、どうぞお楽しみに!!

最後に。
石巻の人たちの想いがカタチになっていく様を、
すぐ隣で見ることが出来て、すごくしあわせだった。
出逢ってくれたみんな、
関わってくれたみんなに、「ありがとう!」

さぁ、本番、みんな出し切ろうねーーーー!!!!

 

あき(岩元暁子/横浜出身、石巻在住)