大道具の、ある日の練習風景 | NPO法人コモンビート
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大道具の、ある日の練習風景

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14期ブラックスピリッツ(以下ブラピ *1)の淺野正成(アーサ)です。
今回は2月の6日と7日の二日間の練習の様子をお伝えします。
見えないところでブラピもがんばっています!!


前回の練習から二週間、ブラピとして三日目の練習日に当たる6日は本番会場とな
る神戸文化ホールでの練習です。
本番を迎える前に実際の会場で練習が出来る。
この事はキャストにとってもそうですが、私達ブラピにとっても計り知れないほ
ど大きな意味を持っていました。
舞台装置などの仕込みをシュミレート、そして通し練習をする中で、舞台上でキ
ャスト達がどう動くのか、自分たちの動かすパネル(*2)とぶつかりはしないか、
パネルのポジションは客席から見てバランスが取れているか等を丁寧に確認しま
した。
その日の夜は神戸市内に宿をとり、舞台監督を務める中里友一さん(なかさん)か
ら裏方としての心構えを教わったり、会場での練習を撮影したビデオを全員で確
認しました。
私達のチーム名が「黒い銃士隊」に正式に決まったのもこの時です。
また翌日がバレンタインデーの一週間前ということで、メンバーの北里瑞華さん(
みずか)からブラピみんなにチョコのプレゼントもありました。
翌日は大阪の西成に移動しての練習。
ここの施設は二階に練習場があります。
まずは大道具を二階まで運び込みます。
大勢のキャストがサポートしてくれたお陰でスムーズに作業をする事ができまし
た。ありがとうございました。
この日のブラピの練習はキャストの昼休みの時間を使った大道具の操作の練習が
全てだったように思います。
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一度以上コモンビートの舞台に立った事があるとは言ってもまだ結成して四日目
の銃士隊。
まだまだ舞台の裏方として力不足だということを思い知らされました。
なかさんからも厳しい言葉をいただきました。
ブラピのミスは舞台での失敗を意味するということ、キャストには例え不安でも
その表情を見せてはいけないこと、頼られる存在になるためにもっとブラピメン
バーの一人一人の高い意識が必要だと実感しました。
この時間、練習場の扉は昼休みが終わるまで閉じられたままでした。
とても実りの多い練習になりましたが、キャストには見せられない不甲斐ない姿
もありました。
この悔しさをバネに最後の合宿、そして本番と、真のブラピを目指し残された時
間を有効に使っていこうと決意する事が出来ました。
二日間を通してキャストもブラピも大きく成長しました。
是非本番を楽しみにしていて下さい!!
*1ブラックスピリッツ:大道具などの舞台装置を扱う人たち。経験キャストからなる。
*2パネル:大道具の一つ。舞台上を動き回る。