一生懸命が当たり前になる | NPO法人コモンビート
企業・自治体の方 学校関係者の方 お問い合わせ

一生懸命が当たり前になる

22nd_120917_title.JPGいよいよ本番が迫ってまいりました。
気持ちもどんどん高ぶってきた22期キャスト。
いつも御世話になっています、大阪市立市民交流センターすみよし南より、小野貴子(CLUTCH)が9月17日(祝・月)の練習風景をレポート致します。


あっという間ですね。もう、本番まで2週間をきりました。わくわくするようなドキドキするような、でもちょっと切ない気持ちです。
みんなと集まって練習できる日もあとわずか。一瞬一瞬を大切にしたいと心から思います。
今日は衣装を着て全通しの日です。
午前に発声やシーンの修正を済まし、楽しいごはんの後にウォームアップから。
22nd_120917_01.JPG
韓朱仙(チュソン)さんの掛け声の下、まずは手当てから始まりました。
おっと、心配しないでください。誰かが怪我をしたわけではありません。
手を相手の体にそっと押し当てて相手を感じる、それこそまさに”手”当てです。
二人一組になり、自分の手と手をすり合わせて熱を作り、相手の背中にのせます。そして、のせている方は相手の呼吸を感じ、同じリズムで呼吸します。手を当てる側、当てられる側、どちらになったときも命のリズムを感じました。
22nd_120917_02.JPG
こころがほっこりしたところで、体をDynamiteの曲に合わせてほぐしていきました。個人的にこのウォームアップが非常に好きなのです。周りを見渡すとみんなも良い顔で動いていました。気持ちはもう全通しに向かっていたのだと思います。
さあ、体も温まったところで!
たくさんのサポーターに見守られ、全通しが行われました。
大道具が入り、衣装を着て通し稽古をするのは本日で2回目です。
22nd_120917_03.JPG
衣装というものはそれぞれの役を表現するのに、非常に重要なアイテムです。衣装が入るだけでも、日常から非日常へとワープしたような感覚にとらわれます。それは見ている側だけでなく、演じる側も同じです。代々受け継がれてきた衣装に袖を通すことで、過去にこの衣装を身につけてきた人たちの熱い思いを感じました。
今回もそれぞれの衣装に想いが詰まっています。来場された際には、衣装にもぜひ注目してみてくださいね。
22nd_120917_04.JPG 22nd_120917_05.JPG
22nd_120917_06.JPG 22nd_120917_07.JPG
全体を通すことで作品自体のことが見えてきます。
どこのシーンを切り取ってもそうですが、感情が吹き込まれ始めました。
まだまだ足りない部分、もっと深められる部分はありますが、前回と比較しても確実に形づいてきています。
伝えたい!
その気持ちが前に押し出されてきています。
今回全通しを見ていただいたサポーターの中に、キャストの知り合いの方がいらっしゃいました。そして、とても素敵な感想をいただきました。
「みんなが輝いていました。頑張りを積み重ねていくと、頑張ることが当たり前になって、持っているレベルが上がってきます。「一生懸命」それが当たり前になるんですね。」
一生懸命が当たり前になる。
本当に素敵な言葉を頂いて心が震えました。
感動した人からまた感動をもらう。感動返しを初体験しました。
受け取ってくれる人がいるからこそ、発信ができるのですね。その有り難さを感じる時間となりました。
キャストみんながそれぞれに作品に向きあい、表現しようとしています。
そして、それぞれが違うからこそ、何通りもの作品になります。発信する側、受け取る側、組み合わせが変わるだけでも無限大の解釈があります。
「A COMMON BEAT ~共通の鼓動~」一つの作品から本当にたくさんの鼓動が生まれています。だからおもしろい!
数えるところ、残り2週間です。
一日一日を大切に過ごして、本番、伝えられるものを出し切ります。
受け取ってください!