キャストインタビュー 11 池田志帆(しひーた)さん・小林真帆(びび子)さん | NPO法人コモンビート
企業・自治体の方 学校関係者の方 お問い合わせ

キャストインタビュー 11 池田志帆(しひーた)さん・小林真帆(びび子)さん

shita_bibiko_1.jpg
皆さんこんにちは!
緑大陸の柴田大志(おろし)と加藤寛久(かてぃ)です。
今回は「さあ、奏でよう」で相性ぴったりの歌声を披露してくれる池田志帆(しひーた)さんと小林真帆(びび子)さんの美人姉妹にインタビューしちゃいます♪


Q.コモンビート姉妹共演の経緯はなんですか?
池田志帆(しひーた):
妹(びび子)がコモンビート11期中部公演に出演したのを観にいった事がきっかけでした。
はじめは、ダンスも歌も演劇の経験すらなく、運動おんちだった妹が出演できるミュージカルなんて、所詮はおゆうぎ会みたいなものだろうという安易な気持ちで公演を見に行きました。
ところがミュージカルがはじまった瞬間いきなり衝撃を受けました!!
こんなに情熱的でしかも本格的なミュージカルだったのか…
今まで見たことのないくらいの妹のキラキラした姿や作品のすばらしさに感動して気づけば涙していました。
Q.それで自分も出ようと思ったわけですね?
しひーた:
興味はありましたが、実は申し込みギリギリまで本気で出るつもりはなかったんです。
仕事もありますし、主婦という立場からどうしても現実的に考えられなくて。
でもそんなときに妹から電話がかかってきたんです。
はじめは説得の電話だとわかりきっていたので無視していましたが、いつまでもひっきりなしに鳴り続けるので出てみると、いきなり「出なきゃだめ!!」と叱られて。
こっちもなぜかムキになって「じゃあ出ればいいんでしょ!!」みたいな感じで今ここにいます(笑)。shita_1.jpg
Q.小林真帆(びび子)さんの押しの強さが決め手だったわけですね。
小林真帆(びび子):
私はそんなゴリ押ししてませんっ!!
お姉ちゃん(しひーた)はあんな事言っていますが、私にはお姉ちゃんが絶対に出たいと思っていることがわかっていたんです。
そもそもお姉ちゃんはとっても活動的でいつも面白いことを見つけてはどしどし参加して楽しんでいたんです。
主婦業やお仕事が忙しくてもそんな性格はすぐにはなくならないはず!
私はぽんっと背中を押してあげただけです。
こんなにも情熱的で素敵に輝けるコモンビートにお姉ちゃんより先に出会えたことに優越感を感じながら(笑)。
Q.お二人は普段も仲良しなんですか?
びび子:
私たち姉妹は、歳が離れているからか昔から生活のリズムがうまくかみ合わず、今までめったに遊びに行ったり、どこかに買い物に行ったりしたことがありませんでした。
昔からだったので別に寂しいとかそういう気持ちはしなくてそれが当たり前だと思っていましたが、友人などから仲の良い兄弟の話を聞くと、やっぱりそういう関係に憧れてしまいましたね。bibiko_1.jpg
しひーた:
でも、コモンビートを始めてからは、「さあ、奏でよう」のシーンの相談などで、ほぼ毎日のように電話で話をするようになりましたし、よく家に泊まりに来るようにもなりました。
コモンビートが疎遠だった私たちの関係をつないでくれたんです!!
ほんとコモンビートさまさまです。
Q.そんなお二人は今回「さあ、奏でよう」のソロパートを姉妹で歌うわけですが、このシーンをどのように表現していきたいですか?
しひーた:
この「さあ、奏でよう」というシーンは、すべてアカペラで歌っています。
BGMなどがあればそのシーンの情景を浮かべやすくする手助けをしてくれるのですが、このシーンは私たちの歌声やしぐさのみで情景を伝えなくてはいけません。
そのことは常に意識してやっています。
私はこのシーンで歌声に、”絶望”と”生への執着”みたいな感情を乗せていきたいと思っています。
戦争によってすべてを失い、荒れ果てた大地の上で明日への希望も見えない人々。
生きていることに意味や価値を見出すことができない。
でも死ぬこともできない。
生きたい、生きていかなくちゃならない!
そんな絶望という悲しい感情の中にもどこか芯のある、生きるという強い願いを込めてこのシーンを表現したいと思います。
shita_bibiko_2.jpg
びび子:
私はこのシーンでお姉ちゃんの後から歌い始めるのですが、最初はお姉ちゃんたちと同じようになにもかも絶望的で本当にどうしようもない状態なんだけど、その中で小さな希望、くもの糸ぐらいの細い一筋の光を見出すことができます。
周りのみんなにもその光は届いているんだけど、絶望に打ちひしがれていてその光に気づくことができない。
唯一気づくことができた私は、みんなにその光を見せるために歌います。
だから、みんなの心に届くような、小さな希望に気づいてもらえるような歌い方をしたいです。
Q.アカペラでの表現である分、歌声にすべての情景を乗せるんですね。
最後にコモンビートを始めるまであまり姉妹で出かけることがなかったお二人。
今こうして連絡を取り合っているようですが、今後二人でどこかへ行く予定はありますか?

びび子:
まさに最近そのことが話題になって、二人で卒業旅行に行こう!!という話になりました。
私は今年で大学を卒業するのですが、その卒業記念旅行をお姉ちゃんと二人で行こうと思います。
しひーた:
そうなんです。
それで妹は大学の卒業記念なのでいいのですが、私はもう学生ではないし、学校を卒業することはできません。
でも私生活の何かから卒業してやろうと考えています。
行き先はメキシコにしようかと…。
びび子:
でも、スペインもいいよね~。
しひーた:
でも、あそこの世界遺産も見てみたいよね!
(この後、僕たちをほったらかしにしてしばらく盛り上がっていました…。)
コモンビートを通じて、姉妹の絆が深まった池田志帆(しひーた)さんと小林真帆(びび子)さん。
本番での2人の歌声に乞うご期待です。