【100日の感想】『見えない努力が伝わる瞬間』@児島 亜実(あみち) | NPO法人コモンビート
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【100日の感想】『見えない努力が伝わる瞬間』@児島 亜実(あみち)

私は去年の中部公演をみた直後、
「何かにがむしゃらになりたい!!」
という感情がムクムクと芽生えました。

それまでの人生で私は無意識に挫折から逃れてきていましたが、
このミュージカルをきっかけに
一生懸命の向こう側にある挫折を経験して、
そしてその挫折を乗り越えられる自分になりたいと思いました。

そんなこんなで参加し、
駆け抜けてきた100日間。

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一言でうまく言い表したいと思ったのですが、
とてもじゃないけど端的には表せそうにありません。

濃くて、濃すぎて、
今思い出すと、胸がきゅゅんと締め付けられるような。
そんな宝物のような100日間を過ごしてしまったからです。

そしてその100日間は、
尊敬してやまなくて、一生大切にしていきたい仲間たちと過ごした時間だからです。

感想を述べる場なのに、うまく言葉にできなくて、ごめんなさい(笑)

実は、この100日間のあいだで
「今私がやってることって何なんだろう…?」
っていう疑問が消えなくて、立ち止まりかけた時がありました。

このミュージカルを通して、観てくれる人たちに熱いメッセージを伝えたい!という目標がたった90分間の公演で本当に実現できるのか。
やることがたくさんあるという忙しさに、私は酔いしれているだけじゃないのか。
モヤモヤしたまま練習時間が過ぎていった日もありました。

今思えば、自分を信じられてなかったということは、私を認めて受け入れてくれるコモンビートの皆のことまで信じられてなかったのかな。

しかし!私はそのモヤモヤを乗り越えられました。
でも、一人の力だけで、じゃない。

乗り越える過程にあったのは、
人には見せない努力から生まれた、自分自身への信頼であり
人からは見えない努力を各々が絶対にしている、25期の皆への信頼であり
私にマイヒーローという形で多くの自信を与えてくれた、たくさんのサポーターさんの一言一言であり
「観に行きたい」と言ってくれた人たちへの、感謝の想いと責任感でした。

やるべきことが多いんじゃなくて、
やりたいことが多いんだってこと。
そんな当たり前のことに気づいたとき、
感情を一人で抱え込むのではなく、少しずつ発信していくこともできました。笑顔も自然にこぼれるようになりました。

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そして公演本番、
私はオープニングのオーバーチャーがかかるとき後ろの方にいたのですが、
後ろからみるみんなの背中が、頼もしくて、かっこよくて、愛しかったです。

満員御礼で行った三回の公演は、
夢みたいに楽しかった。

まさか、自分の人生の中で
1800人の前で躊躇いもなく投げキッスする瞬間がくるとは、100日前の私は思ってもいなかったです。
わけわかんないぐらい楽しくて、嬉しくて、幸せでした。

そして、公演後、観に来てくれた友達が涙を流しながら
「来てよかった!すごかった!みんながんばってきたんだね」って言ってくれた瞬間、
あ、みんなの見えない努力が伝わったんだ。」って実感して、本当に本当に25期が誇らしくてたまらなかったです。

挫折を自分で乗り越えること。
挫折を仲間と乗り越えること。

たくさんの人と共に、支え合いながら過ごしてきた100日間。
私は一生忘れません。

ありがとうございました!!!

児島 亜実(あみち)

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